働く女性 自分への投資

年末年始の長期休暇が終わり、恐る恐る体重計に乗って「まずいな・・・」と青ざめ、急いでエステの予約を取り、筋肉痛に耐えながらスポーツジムで汗を流しています。

自分への投資費用

働く女性の約6割の人がスキルアップや健康、美容などの自分へ投資をしているデータがあります。内容も費用も年齢によって異なりますが、年齢を重ねるにつれて健康への投資額が増えており平均使用額は3万円弱、50代の女性では4万円強らしいです。

一昔前なら「贅沢だ」と言われてきたことが「自分への投資」と言われる良い時代になりましたね。

自分磨き

若い頃でしたら、ちょっとメイクを工夫するだけで雰囲気を変えることも可能でしょうが

年齢を重ねるとこれまで以上に身体へのケアの必要性も増え、美容代により多くの費用が必要となります。キャリアを積むことで収入は増えますがビジネスの世界で生きるためには外見にも常に意識を置く必要があり、それは贅沢ではなくより豊かな生活を得るのに必要な経費だと思っています。

自分の価値を高める

当然のことですが、外見だけではなく内面も高めなくてはなりません。

最近の公的年金の話題を見ていますと、どうも70歳前後まで働かないといけない流れになりつつあり、でもその年齢まで果たして社会から必要とされるのか不安になります。社会から必要とされる人間である為に、その為にも早くから自分の価値を高めるための内面への投資が重要です。資格を取得する、セミナーに参加をして人脈を広げておくなど目には見えない投資を少しでも早くから始めることが老後の生活を大きく左右することに繋がります。特に女性は年齢を重ねるとホルモンバランスの変化により自分自身の体調も変わって来ることでこれまで通りに働くことが厳しくなることも考えられます。そうなった時に仕事を紹介してくれる知人がいたり、新しい世界にチャレンジできる資格を取得しておけば、それからの働き方の幅や可能性が広がるのです。

浪費との境界線

自分への投資だからと言ってお金を使い過ぎるのはただの浪費です。目的を持って、自分の将来にプラスの影響をもたらすものが投資であって、その辺を見極めて「浪費」をなくすことも大切です。同じ金額と時間を費やしてもそれを活かすことが出来ればそれは自分の価値を高めることにつながる投資なのです。 健康・美容・資格取得・・・様々な自分磨き・自己投資がありますが、いずれも結果はすぐに出るものではなく数年後を見据えて継続することが一番の老後の備えなのかも知れません。

お金を増やすこと

医療技術が進歩し、寿命が延びて長生きできることは良いことなのでしょうが、反面、「長生きのリスク」に備える必要があります。特に女性は男性と比較して貰える年金は平均すると少ない為、少ない年金で男性よりも長く生きなければなりません。

ひとりで生きていくために始めたこと

幸せな結婚をしてパートナーと伴に人生を歩んでいければ良かったのですが、どうも一人の快適さを知ってしまいました。

「貯蓄」これは当然ですよね。一人だと自分で働いて得た収入を全て自由に使うことができますが計画性を持つことが大切です。ついつい「自分へのご褒美」で無駄遣い?をしてしまうのですが、やはり老後はお金が頼りになるので早いうちから「お金を増やす」ことを意識しましょう。

「家の購入」これは本当に悩みました。夫婦揃っている方でも悩むくらいの大きな買い物を女一人で決定する。怖いですよね。「賃貸派」「持家派」か、人それぞれですが私は購入し、結果的に正解だと思っています。自分の城を持てた感覚です。歳を取って定職のない自分が賃貸に住み続ける負担、そして親族に保証人を頼み続けることを考えるとやはり「購入しかない!」と踏み切りました。家を持つことで自信もついて、そして住宅ローンを払って行くというプラスの意味での責任も出来て仕事の幅も広がります。

次に、「安定した仕事と収入」です。一人ですから誰に頼ることも出来ないですよね。たまには旅行も行きたいし、頑張っている自分へのご褒美もしたい。その為には頑張って稼ぐしかありません。たとえ部署異動があっても、たとえ転職したとしても自分自身の居場所確保のために力をつけておく必要があります。

そして、「自分への投資」です。自分の価値を高めるために資格取得の為の勉強をすることや、会社以外の世界の人たちとも常に交わることで新しい経験も出来ます。

池上彰さんの、『新たな知識や技術を身に付けることは働き続け、生きるうえで、欠かせない取組みです。学び続ける力は長い人生を歩むために備える力になってくれるでしょう』

の言葉が大好きです。

最後に、「お金を増やす」

お金の増やしかたはいろいろありますよね。iDeCoやつみたてNISA・・・。そして、最近女性の方の関心も増えてきている「マンション経営」。「マンション経営」と聞くとハードルが高いと感じる女性も多いと思うのですが、投資の中でも『ミドルリスク・ミドルリターン』と言われており、リスクを出来る限り避けたい、「安全志向」の方には実は向いているのです。不動産のオーナー(大家さん)となった後は、不動産の管理は専門の管理会社へ任せるので本業が忙しい会社勤めの方でも負担にならずに始めることができます。何より、女性の感性を活かせるのも特徴です。入居率アップや長く住んでもらえる部屋づくりのために、女性としての住みやすさを提案する楽しみも生まれます。

また、専門のFPに自分に合った、「お金の育て方」を相談するのも一つの手段だと思います。