卒業後に学ぶ・社会人の学び直し

平均寿命が延びた現代。どのようなスタイルで働き続け、どのように自分のスキルアップを図っていくのか。大学や大学院で社会人が専門知識を学び直す、「社会人の学び直し」が注

目されてきています。

「学生時代にもっと勉強をしておけば良かった」と思ったことはありませんか?

かく言う私もその中の一人で、進学を決めた時も半分は勉強をしたい気持ち、もう半分は就職活動を有利にするためのもので、学生時代の勉強は、単位を落とさないことが第一目標で した。こんな気持ちで真面目に講義を受けるわけもなく、試験前に慌てて友人にノートを借りまくる・・・。そんな学生時代でした。

卒業して○○年の現在、学びの必要性と楽しさを実感しています。

当初は、常に周囲を意識した学びでした。社会人になって女性という立場で男性社会の中で生きていくのは大げさでもなんでもなく、一種の戦いであったように思えます。ただ、ここ数年は、「自分の将来を描くための学び」、「なりたい自分になるための学び」に変化してきています。

以前、元NHKアナウンサー・下重暁子さんが執筆された文庫本を読んだことがあるのですが、趣旨とは別に、この方の年齢に関係なく常に勉強を続けられる姿勢に驚きを隠せませんでした。「学びたいと気づいたときに始める。学びに年齢は関係ない」文庫本の内容も勿論、深い内容でしたか、下重暁子さんの学ぶ姿勢のほうが格段に心に残りました。

一度就職してからでも、子育てがひと段落したあとでも、また年齢を重ねても、必要性を感じたときに、必要な勉強を始める。大学に戻って能力をインプットすれば新しい可能性にも出会えることでしょう。学生と違って、社会人はすでに「経験」という基礎があります。実務に役立つかどうかの見極めも出来ますし、応用力も身についています。また、自分のキャリアについても客観的にみることが出来る機会にもなります。

やりたいことを先延ばしにすることはやめる。当然ですがそんな大切さに気付かされます。

お一人様の老後資金-資産運用

「お一人様」の存在感が高まってきています。生涯未婚で過ごす、結婚はしたけれどもシングルライフを選んだ・・・など事情は人によって様々です。

最近は自分で自由に使えるお金と時間があり、趣味や旅行とそれなりシングル生活を楽しめる時代になってきました。

でも、避けては通れない「老後の生活」。公的年金だけでは生活できないとよく話題になるけれど、理想の老後を迎えるにはどのくらい資金が必要なのでしょうか。

「ゆとりのある老後の生活を送る為には3000万円必要」と言われています。

生活に最低限必要な金額は、高齢者単身無職世帯(公的年金等を受給している65歳以上の単身世帯)でみると、実支出額154,252円。それに対し、実収入が116,599円で、そのうち公的年金等の社会保障給付が109,939円と9割以上を占めています。

月間収支は37,653円の不足が発生しており、年間で、預貯金を約31万円取り崩し、保険金等を約1万円受け取っていることになります。(厚生労働省が発表「2018年度の年金額改定」、および総務省が発表「2017年家計調査(家計収支編)」)賃貸の方は家賃分の上乗せも忘れずに!

将来受け取ることができる公的年金は個人によって異なりますので先ずは「ねんきん定期便」で将来の受給予想金額を確認してみましょう。そして、支出金額は思い描く老後の生活スタイルで変わってきますので、「どんな生活を送りたいか」から具体的な必要金額を算出すると目標金額も決まり今後の取り組み方が明確になるとことでしょう。

一般的に、ゆとりある老後の生活は、最低限必要な生活費に6.5万円を加算した金額と言われています。

老後資金の増やしかた

リスクを避けて確実に増やしたい人、多少のリスクはあったとしても高いリターンを狙いたい人、考え方はさまざまだと思います。

一つの運用に偏るのではなく、定期預金・個人型確定拠出年金「iDeCo」、つみたてNISAなどをうまく組み合わせることで損失を回避し、リスクを分散することも可能です。

最近注目の個人型確定拠出年金「iDeCo」は掛け金が全額所得控除され、所得税や住民税が安くなる、税制優遇制度です。節税効果が期待できるので、少しでも早くから利用すればより多くの節税効果を受けることが出来ます。ただ、掛け金は60歳まで引き出すことができないので、計画的に掛け金の金額を決めることが大切です。

輝けるおばあちゃんに

「80代で所得税を払う」

えっ?そんな年齢になってまで税金払うの?

普通はそう思いますよね。でもこれって本当は幸せなことなんですね、税金を支払うだけの収入があるのですから。

人生100年時代・・・高齢化社会どころか「超」高齢化社会に突入し始めてシビアな現実が見えてきました。2018年には総人口に占める高齢者の割合は28.1%(これだけでも驚きなのですが)、2024年の終わりには800万人いる団塊の世代がみんな75歳以上になり、「高齢者」の高齢化が急速化すると言われています。こんな時代に高齢者を支える側、またその高齢化を迎える側、両者にとってどのように生きていくか、今後の大きな課題です。

年齢に関係なく「進化する」女性がいます。

「若宮正子」さん(84歳)。高校卒業後に銀行に就職し、62歳でリタイア。60代でパソコンを始め、その後独学でプログラミングを習得し、シニア向けのゲームアプリを作って米アップルのティム・クック最高経営責任者から賞賛を受けられました。国連にも招待され、英語でスピーチされその堂々とした姿は世界を驚嘆させたらしいです。偶然目に留まった映像は、まさに堂々と自信に満ち溢れ、さらに人としての輝きを放たれている、「憧れ」の姿だったことを記憶しています。

その彼女は長年、年金暮らしだったのですが、82歳で個人事業主となり所得税を納める立場にまでなったそうです。

若宮さんの持論、「いくつになっても進化できる」。これからの時代を生きていく私たち、特に女性にとっては道標となる言葉のように思えます。

男女共同参画社会が謳われて久しいですが、男女の賃金格差は相変わらず大きく、65歳以上の就業率の格差も約16%の開きがあります。男性よりも女性が長生きする中で女性単身で生活を維持することを考えると貧困に陥るリスクの大きさも明確です。

”生活のゆとり=心のゆとり” お金は大切です。女性が生き生きと、自分らしく生きていける、それを当たり前に迎えることが出来る、このブログがその理想に近づけるお手伝いが出来る情報発信の場所になれば・・・との想いです。