「もったいない 食品ロスを減らす」

消費税増税が目の前に迫っている中、増税後は軽減税率が適用される「お酒・外食を除く飲食料品」「定期購読契約の新聞」以外は全て10%になってしまいます。増税後、実際はどのくらい負担が増えてしまうのか・・・。

キャッシュレス決済を利用してポイント還元なども言われていますが、効果はたかが知れています。(加えて期限付き)増税になるからと慌てて買いだめをしても不要なものを買ってしまい結果、無駄につながってしまいます。

家計の見直し、無駄の見直しをして増税負担分に負けない家計を作る方が効果は大きいように思います。もちろん、時間もお金には変えられない貴重なものではありますが、ひと手間加えることで、身体にも家計にもプラスの効果が期待できます。

食べられるにもかかわらず、捨ててしまう食品ロス。

恵方巻き・クリスマスケーキの大量廃棄が毎年問題視されていますが、大手コンビニも廃棄ロスの削減に取り組みを進めています。

例えば、消費期限の迫った商品を購入した顧客にポイント還元をして購入を促進しています。値引き商品の購入に対しても抵抗感も少なく、賞味期限が近い商品でもお得感から買う人も多くいます。加えて、コンビニの値引き商品の「Another Choice」といった表示もおしゃれで商品を購入しやすくてお財布にも優しくなります。

野菜の皮や根元、芯も調理次第で一品に。

食品ロスと言えば、消費期限切れ食品の廃棄というイメージがあるのですが、「食べられるものを捨てる」という視点からみれば野菜の皮を捨てることも食品ロスになります。

例えば、大根の葉。ビタミンも豊富で炒めて味付けをすれば立派な一品に。ブロッコリーの茎や葉、普通に捨てていましたが、ビタミンや食物繊維が豊富。料理の彩りにも欠かせない野菜・ニンジン。皮の近くにはベータカロテンが最も多く含まれ、皮ごと調理をしても味も変わらず手間も省けて一石二鳥。少しの工夫で今までゴミとして捨てていたものが生まれ変わります。廃棄されることが多い食品として「野菜」が多くあげられる中、健康面からも得した気分になります。

「もったいない」世界でも注目を浴びるこの言葉。

アフリカ人女性として初のノーベル賞を受賞したケニアの女性活動家の方が、「ものを大切にし、心豊かに生きてきた日本人の心・生き方そのものだ」「この言葉を考え直すことで、大量生産・消費型のライフスタイルを変革できる」と感激をされたそうです。

その物に対する「敬意」が込められている「もったいない」の言葉。

私たち日本人でさえ忘れかけているこの言葉をもっと大切にして、強い家計づくりに取り組みたいものです。